2018年8月26日日曜日

It's break time...

It's break time...



こんにちは!
うちのチューです。
2歳になりました。ちびですが、もうおじいちゃんです。
あと少しの間、元気で幸せに過ごしてもらえればと思います。

ネズミが大好きになったのは、トロント留学時に一年以上、毎日・・毎日・・ネズミと一緒だったからです。研究者の間では、そんな理由でネズミ系のペットを飼っている人多いんですよ。大学時代にNYに留学していた後輩は、モルモット飼ってます。

でも、同じ長い時を過ごした経験と、可愛さの他に、多くの命を奪ってきたことが心の底に、忘れることの出来ない想いとして残っていることが原因かもしれません。

研究のためという大義の元、人の命との引き換えに、今でも多くの動物の命が奪われています。故に、この結果として得られる事実が、本当に意味のあることなのか?どうか?について・・この仕事の重みについて・・私たちは責任を持たなくてはいけません。
有名な国際学会雑誌への投稿や、自分の出世のための業績づくりを目的に、命を奪う行為は絶対に許されてはいけません。

これからも、一匹でも多くのネズミと一緒に、わずか2年の命を幸せに過ごせればと思います。


2018年8月25日土曜日

歯を失う隠れた原因

歯を失う隠れた原因



歯を失う三大原因は、歯槽膿漏虫歯、そして歯根の破折です。
ここまでの情報は、TV等でもよく登場しますが、この裏に隠れた本当の原因についての詳細を語る歯科医師は意外と少ないんです。

('◇')ゞ解説します。

一言で言います。抜髄です。
一般的には、神経を取るという行為です。
むし歯が大きくて痛みがある歯に対して行う処置ですが、やはりなるべく神経を取るという行為は避けるべきなんです。

理由です。

再度のむし歯と歯槽膿漏:
歯の中に神経がない歯は、治療終了後に再度むし歯になった時、痛みません。つまり、事の重大さを知らせるサインを出してくれないために、むし歯でボロボロになり、歯を抜く以外に方法が無くなるまで気づかないんです。
もう一つ、神経のない歯は、歯ブラシするときに毛束が歯に接触した感覚がないんです。結果、神経のある歯に比較すると磨き残しの可能性が高く、再度のむし歯罹患と歯槽膿漏の進行のリスクが上がっています。

そして、歯を失う最大のリスクが、実は破折です:
スルメイカ、ビーフジャーキー、など・・・咀嚼に強い力が必要な時。また、貝のみそ汁の中に石があったり、不意に硬いものを噛んだ時。さらに、すでに何本かの歯を失っていて、奥歯の歯を支える歯の数が少ない時を考えてください。
もし神経のある歯であれば、力の限界を超えて噛む行為は、痛みを感じることで防げるんです。神経のない歯は、痛みの感覚が鈍いため、バリ・・ガリ・・っと、歯自体を壊してしまうまで噛みこんでしまうことが結構の頻度で見受けられます。

大きなむし歯を作ってしまった時、神経を取るということはやむを得ない治療方法ですが、その後無事に冠が入って、治療が終了しても・・・・一生、上記のリスクに注意を払い続けることが必要です。是非、自分の口腔内のどこに神経を取った歯があるのかを確認しておいてください。

もう一つ・・注意!
ブリッジの治療を行う時、土台となる複数の歯の神経をあらかじめ取りましょうと提案される場合があります。これは、土台となる歯をすべて平行に削除、形成する必要があるために、単独の歯の治療に比較して、歯の削除量が大きくなる事により、治療後に知覚過敏や疼痛を生じる可能性が高いからです。
また、患者さんにとっては「痛みなんか無かったのに、治療後に、軽度とはいえ痛みを感じるようになった。」ということに対しての理解が得られないために、歯科医師側が予防的判断により神経の除去を行う場合が多くあります。

土台の歯に過度の傾斜がない症例では、神経を残してブリッジの治療を行い、若干の知覚過敏とのあったとしても、半年から一年の比較的長期の経過観察により痛みの快漢が得られる場合は数多くあるので、初めから土台になるすべての歯の神経を取りましょうというのは感心できません。
主治医と十分に相談しましょう。
実際に、治療後に「痛い」、「しみる」等のクレームを受ける事を嫌がり、最初から土台の歯の神経は取ってしまうという治療方針の歯科医師は沢山います。

一本の歯の神経を取る・・・これがあなたが数多くの歯を失うことへのスタートかも知れません。

2018年7月19日木曜日

Toronto Island

Toronto Island

大門歯科のトップページのメイン背景は、カナダのトロントダウンタウンから徒歩5分、五大湖の1のオンタリオ湖の湖畔に出て、そこから船に約15分ほど渡った先にある島です。

ちょうど今の季節の休日には、朝から家族連れが島に渡って、湖水浴、バーベキューなど楽しむ、市民憩いの場です。
残念なことに、日本からのツアー旅行者の多くは、トロント国際空港に到着すると、まずナイアガラに観光に行ってしまい。トロントの街を楽しむ人は少ないんです。
とっても楽しい、素敵な場所なのにあまり知られていない(日本人見たことがない!)。
是非、訪れた際には行っていただきたいエリアです。


この写真では、カップルの老夫婦の横につがいのカモの夫婦が羽を休めています。将来の自分たちを重ねずにはいられずに、シャッターを切りました。

歯科医院選び(2)

歯科医院選び(2)
所属学会と専門医:









よく・・立派な賞状が数多く掲示してある歯医者さんありますよね。
その賞状が実際にどれだけ立派なものかって理解できます?
なんとなく凄いのかな!と思うくらいではないでしょうか。

上記の賞状・・どれが、患者さんにとって本当に価値あるものかわかりますか?
ちょっと難しいですよね。
この中には、一日講習受けただけのものもあります。

前回話題にしましたが、医療機関のHP上での広告に制限が開始されました。
その中で広告違反の項目の1つに、所属学会での認定医の資格について「実際に実績のある学会?」かどうかのチェックが入りました。

歯科には多くの学会があります。ココでのポイントは、学会の内容とその学会が認定する専門医の中身です。まず、学会に参加しているだけ(会員)では全く参考になりません。会費を払えば得られる資格です。

そして、学会の認定する専門医の資格ですが、それを得るためには千差万別があってその中身を一般の方が判断するのは困難を極めます。
 1~2日の講習で得られる認定医から、専門の歯科の機関(大学病院等の学会が認定した教育施設)に5年以上の従事し、規定数の症例報告と数年以上の経過を追った症例の学会での発表と口頭試問、論文の掲載。さらに筆記試験をクリアしないといけない資格など・・と様々です。

もし、詳しく専門医等の資格を評価したいのであれば、ちょっと面倒くさいかもしれませんが・・・学会のホームページにアクセスしていただき、「専門医を得るための条件」、「学会の規模と会員数」、「研究者の多い学会か?開業医の多い学会か?」等の情報を精査してください。

まとめ:
所属学会と専門医という表向きの情報のみで、簡単にその先生の技術を評価するのは困難ではないでしょうか?
重要な事は、歯学部を卒業後に臨床の勉強と経験をどのくらい真剣に行ってきたかということです。その一つの証として、所属の学会と専門医の取得があるのです。

次回は、経歴の評価方法です。



2018年5月10日木曜日

歯科医院選び(1)

歯科医院選び(1)
歯科医院の専門性:

大型の連休が終わりました。
皆様、通常の業務への復帰は順調でしょうか?

私たちは比較的自由な仕事をさせていただいております。
大学教員時代と比較すると、おかげさまでストレスは皆無です。

さて、連休明けに、医療機関のWebでの広告の規制に関する情報が入ってまいりました。
今まで比較的フリーに情報をUp出来ていたのですが、そこにある程度のルールが適応される事になりそうです。
”嘘だろ・・!” なんて、みのもんた的な情報が萬栄しているので、とても良い事ではないでしょうか・・

”ところで、皆様に質問です?”
風邪を引いたら、内科
骨折したら、整形外科
目のトラブルは眼科
耳は耳鼻科
等々、へ訪れます。

では・・・歯科医院を訪れる各理由に対応した診療科は?

*歯が痛い、小さなむし歯  →保存科
*歯槽膿漏 →歯周病科
*歯を抜く、顎関節、口の中の癌等、全身管理が必要な場合  →口腔外科
*歯のかぶせ物、歯の欠損(ブリッジ、入れ歯、インプラント)、咀嚼機能改善  →補綴科
*歯を白くする  →保存科(ホワイトニング)
*審美歯科  →保存科・補綴科・歯周病科・矯正歯科
*インプラント治療  →口腔外科・補綴科・歯周科・インプラント科
*子どもの治療  →小児歯科
*歯の矯正  →矯正歯科
ご存知でしたか?

大学病院に行かれた事のあるかたは知っていると思いますが、
歯科医師には一般的にもこれだけの専門家がいます。
その他にも、高齢者障害のある方アレルギーなど、専門的に診る診療科もあります。
しかしながら、一般の診療所にて、看板として掲示できるのは、
1. 一般歯科
2. 小児歯科
3. 口腔外科
4. 矯正歯科

の4項目のみです。
街中の歯科医院には、特にインプラント治療、ホワイトニングの看板をよく見かけますが、基本的には違法なんです。

もし・・・自身の病状に合わせて専門的に治療がしたいと思うのであれば、大学病院が第一選択になります。
でも、自宅の近くで、必ず一週間に一回以上の予約が取れて、しっかりと専門的な治療が受けられて・・・
出来れば一生お口の管理が可能な歯科医院があったら良いですよね。

しかしながら、上記の4項目だけでは、自分の行きたい診療所を選択するのは至難ではないでしょうか。
しっかりと、ホームページ等でその診療所の専門性を確認しましょう

(当診療所の入り口表記)



2018年4月15日日曜日

チューリップ咲きました

チューリップ咲きました('◇')ゞ

今日は、日曜日!
最近は技工が少なかったのですが、今日は今週末に予定されているインプラント・オペに使用するガイドプレートを作りに診療所にやって来ました。
今週は、ちょっと忙しくなりそうです。

・・・・玄関の、チューリップ咲いてました。
今年も可愛く咲いたのですが、チューリップってすぐに終わっちゃうんだよね~


2018年3月29日木曜日

春 到来・・・

春 到来・・・


今日は、歯科情報ではありません。
休日なので!

靖国神社と千鳥ヶ淵に行ってきました。
平日にもかかわらず、千鳥ヶ淵には近づけないほど人で一杯でした。
写真は、靖国神社の桜・・・

2018年3月23日金曜日

草加市立病院事件

草加市立病院事件

「日本産婦人科内視鏡学会」が医師に提示しているガイドライン(産婦人科内視鏡手術ガイドライン:2013年版)に関する違反が原因と考えられる治療による死亡事故が起きました。

歯科で、人がお亡くなりになることは比較的稀ですが・・・・
まさに、歯科インプラント治療のトラブルを想起させます。

患者さんは、どうしても入れ歯になりたくない・・・
歯科医師は、高額な医療費がほしい・・・ 難しい入れ歯の治療は避けたい・・・
この相互感情が日本口腔インプラント学会から提示されている治療ガイドラインhttp://www.shika-implant.org/)に対する甘い判断を引き起こし、無理な治療が行われ、予後不良によるトラブルとなってしまうケースをよく耳にします。

安心の治療には、「適応症と禁忌症」の厳守が重要です。
そして、しっかりとした術前検査(トップダウントリートメント、CT撮影)、適正な手術方法(ガイデッド・サージェリー)、最高の滅菌システム、信頼のあるインプラントメーカーによるマテリアルの使用が求められます。
是非、臆せずに担当歯科医師とじっくり話し合いましょう。

2018年3月20日火曜日

歯科医師会入会

歯科医師会入会

歯科医院を開設して、二年半が過ぎようとしています。
どんなものなのかな~と・・思っていた市川市歯科医師会に、先週入会の許可を頂きました。
面接等の機会もあり、理事の先生方とも話をさせていただきました。
皆様、本当にまじめな優しい方でほっとしています。

予定:今週の金曜日は二年に一度の保険改定の講習会で休診です。

厚労省も、金属による修復から脱却するように頑張っている模様です。
歯を削って・・ハイ!金属という時代ではないですよね。
欧米には、まだまだ肩並べられるような環境ではないですけれど。少しずつね・・・

あなたはどっちが良い?
両方とも保険治療の範囲内です。




私は白い方・・・


2018年3月5日月曜日

ブログ始まります。

大門歯科の近況をお伝えします!

みなさん、市川駅から北口、バスが通るメインストリートの一本西隣にある真間山弘法寺の参道でもある大門通りを入ってしばらく・・・かの有名パン屋さんオープンオーブンの隣にあるのが大門歯科です。オーオー(Open Oven)の横のディーディー(Dimon Dental)と記憶してください。

皆様にとって、興味のあること、興味のないこと・・・いろいろとあると思いますが、正直な歯科の情報を発信できればと思っています。

ちょっと遅くなりましたが、今年が良い年になりますように。
では、スタートです。