2019年4月30日火曜日

It's Big Project…

入れ歯で不自由を感じていらっしゃる皆さんへ・・・

入れ歯から脱却するためには、多くの場合、インプラントによる治療を勧められると思いますが・・・
場合によっては、入れ歯からブリッジへ脱却出来る場合があります。


写真の患者さんは、初診時には上の前歯と左の奥歯に入れ歯が入っていました。
当然、インプラントの治療方針を第一選択に考えます。
しかしながら、身体的疾患と既存の歯槽骨の状態等・・そして、日本口腔インプラント学会の基準を踏まえて、最終的には、患者さんの希望と最も長期的予後が良い方法として・・・
7本の歯を土台にした、計13本の連結によるブリッジの治療方針を決定しました。

*ただし・・・なんでもかんでも、多くの歯をつなげてしまえば良いというものではありません。下記にその基準を示します。

1.歯周病:土台となる歯が十分元気でなくてはいけません。
2.延長ブリッジは絶対にダメ:ブリッジの最後部は、必ず自分の歯が土台の設計でなくてはいけません。
3.咬合力:男性か女性か?年齢が若いかどうか?骨格は?等の評価をして、噛む力に耐えられる設計をしなければいけません。
4.生活歯の数と場所を知る:神経の処置をしていない健全歯(土台)は、過度の噛む力や再度のむし歯、歯周病から守ってくれます。
5.管理能力:ブリッジ装着後に十分な清掃技術が必要です。

*自分がブリッジの治療が可能かどうかは、ご自身では判断つかないと思います。
一度相談してみては?いかがでしょうか??


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